
「年末の大掃除、毎年やろうと思っても結局できない」
「12月は仕事が忙しくて、結局何片付けができずに年越し」
そんなあなたにこそ、”10月から始める片付け計画”をおすすめします。
掃除は最後でOK!いきなりピカピカにする必要はありません。
1日10分、ゴミ袋1枚を続けるだけで、12月には「掃除できる部屋」へと変わっていきます!
目次
10月:「掃除はまだしません」まずは“出す”ことからスタート!
多くの人が片付けでつまずくのは、「一気に片付けよう」としてしまうからです。
完璧にしようとするほど、手が止まってしまいます。
今日やることは、たったひとつ──いらないものを出すだけ。
ステップ1:小さな範囲から“出す”
一部屋全部を見ると気が遠くなるので、まずは「1平方メートル」くらいで十分。
- テーブルの上だけ
- ベッドの足元だけ
- 玄関のたたきだけ
これだけでも意外と時間がかかります。
大切なのは、「できた」という実感を積み重ねること。
10分でも手を動かした自分を、褒めましょう!
ステップ2:1日1袋を目安に
「今日はゴミ袋1枚分」──これを毎日続けてみましょう。
たとえゴミ袋が1/3しか埋まらなくても大丈夫。
少しずつの積み重ねが、大きな変化につながります!
出すごとに、部屋の空気が少しずつ軽くなります。
ステップ3:大きなゴミは後回し
まずは袋に入るゴミだけを意識してください。
大きな家具や家電は、後回しでOK。
大物を片づけると一気に片付けが進む気がしますが、安全に運び出すためのルートがない場合もあります。まずは小物の片付けに集中しましょう。
ポイント
まずは「できる範囲をやり切る」ことで、行動の習慣が生まれます。まとめたゴミ袋はため込まず、ゴミの日に必ず出すようにしましょう。
11月:床が見えてきたら、エリアを広げる月
10月の頑張りで、少しずつ床が見えてきます!
11月も焦らず、自分のペースを崩さずに片付けを進めましょう。
ステップ1:“完了エリア”を増やしていく
少しずつ片付け範囲を広げます。
たとえば
- 玄関 → OKになったら、靴箱の中を一段だけ見直す
- 洗面台 → OKになったら、洗面台下の収納を1か所だけ整理
- 床 → 見える範囲を広げながら、“再び埋めない”を意識
「完了」を増やすと、自分の中に達成感が積み重なります。
この“小さな成功”こそ、ゴミ屋敷脱出の最大のエネルギーです。
ステップ2:大型ゴミ・処分を検討する
床が見えてきたら、いよいよ大型ゴミの処分です!
- 使っていない家具
- 壊れた家電
- 長いこと放置してある段ボール
このタイミングで、大型ゴミを処分すると一気にスッキリします。
ただし、無理に自力で運び出すのは危険です。
粗大ゴミ回収を予約する、または片付け専門業者に依頼するのも立派な選択です。
業者なら、搬出・分別・処分まで一括対応してくれるため、体力や時間に不安がある人でも安心して進められます。
チェックポイント
「お金をかけたくない」よりも「時間を取り戻す」と考える。
プロの手を借りることは、サボりではなく“片付けを続けるための投資”です。
11月中に検討したい:「業者に依頼」という選択肢
「思っていたよりゴミの量が多い…」
「大きな家具を動かせない」
「自分ではどうにもならない量かも…」
そんなときは、無理をせず不用品回収やゴミ屋敷専門の業者に頼るのも立派な方法です。
ゴミ屋敷化してしまった部屋では、体力的・精神的な負担が大きく、「やりたい気持ち」はあっても、実際に手を動かせないことがあります。
そんなとき、プロに一部を任せることで、作業のハードルを一気に下げられます。
ゴミ屋敷専門業者に頼むメリット
- 短時間で一気に片付く
自分で数週間かかる作業が、業者なら数時間で完了することもあります。
- 重い物・危険物も安全に搬出してくれる
階段や狭い通路でも、プロは慣れた動線で安全に運び出します。
- 分別・処分までお任せできる
可燃・不燃・リサイクルなど、細かい分別を自分でやる必要がありません。
ゴミ屋敷清掃の費用の目安
依頼内容やゴミの量によって変わりますが、一般的な目安は以下の通りです(※参考価格・地域差あり)。
間取り | スタッフ人数 | 費用の目安 |
---|---|---|
1R/1K | 1〜3名 | 3~12万円 |
1DK/1LDK | 2~4名 | 5~15万円 |
2DK/2LD | 3〜5名 | 8〜25万円 |
3LDK以上 | 4〜7名 | 35万円~ |
ポイント
部屋の“広さ”よりも“モノの量”で費用が決まることが多いです。
「写真で見積もり」や「無料下見」をしてくれる業者を選ぶと安心ですね。
依頼のベストタイミング
おすすめは、11月中旬〜下旬。
年末が近づくと依頼が集中し、予約が取りにくくなります。
早めに相談しておけば、「ここまでは自分で」「ここからは業者に」と分担しながら進められます。
業者選びの注意点
- 見積もりが明確かどうか(追加料金が発生しないか)
- 回収物の処理方法を公開しているか
- 口コミや実績があるか
業者選びの失敗は、高額請求や法的トラブルにつながる可能性もあります。
「きちんとした業者かどうか」を見極めることが大切です。
プロに頼むのは“リセット”のため
業者に頼むのは、決して「自分でできなかった負け」ではありません。
むしろ、「次に進むためのリセット」です。
また、これまでのゴミ出しによって、最初から業者に頼むより安くおさえることができます。
「いったんプロにお願いして、暮らせる状態に戻す」
それは、再びゴミ屋敷に戻らないための第一歩。
あなたの生活を“もう一度始める”きっかけになります。
12月:ようやく掃除!「整える」フェーズへ
10月・11月でゴミを減らしたら、いよいよ掃除!
この頃には、部屋の空気が少し軽く感じられているはずです。
ステップ1:床を整える
床が出てきたら、まずは掃除機で軽く掃除を。
この“軽い掃除”だけでも、空気が変わります。
「掃除できるようになった」という実感は、最高の達成感です。
ステップ2:生活の中心を磨く
次は、キッチン・トイレ・玄関など“人の動線”を中心に。
- キッチンの油汚れを落とす
- 玄関の砂やほこりを掃く
- トイレの床と壁をサッと拭く
完璧にピカピカじゃなくても大丈夫。
「暮らせる空間に戻った」ことが、何よりの成果。
まとめ:掃除は最後。10月から“減らすだけ”で年末が変わる
掃除が苦手な人ほど、「片付けなきゃ」と思うほど動けなくなってしまいます。
でも、10月から“出すだけ”に集中すれば、年末は驚くほど楽になります。
- 10月:掃除せず、まずはゴミを出す
- 11月:床が見えたら範囲を広げ、必要に応じて専門業者も検討
- 12月:ようやく掃除。気持ちよく締めくくる
完璧じゃなくていい。
1日10分、ゴミ袋1枚で十分。
焦らず、自分のペースで“片付けられる自分”を取り戻していきましょう。