なんと東京都は国内で4番目にゴミ屋敷が多い地域だと言われています。
利便性が高く充実している東京がなぜゴミ屋敷が多いのか不思議に思う方もいるのではないでしょうか。
ここでは東京都に住んでいる方がゴミ屋敷になりやすい理由やゴミ屋敷による都内のトラブルを紹介していきます。
目次
⒈ 東京にゴミ屋敷が多い理由
先ほど日本で4番目にゴミ屋敷が多いのが東京都であると紹介しましたがなぜ東京にはゴミ屋敷が多いのでしょうか。
ここでは
- ・人口が多い
- ・ゴミ屋敷に関する条例の有無
- ・悪徳業者による不当な過剰請求
の3つの理由に分けて紹介していきます。
1- ⒈ 人口が多い
東京都にゴミ屋敷が多い最大の理由が土地面積に対する人口の多さです。
日本の中でゴミ屋敷が最も少ないと言われている青森県の人口密度は約125人ですが、東京はなんと約6,399人となっています。
東京に住んでいる方の中には仕事のために移住したという方が多いため片付けをする時間がなかったり住宅が密集していることからゴミ屋敷が多くなってしまっています。
1- ⒉ ゴミ屋敷に関する条例の有無
東京都には限らず全国にゴミ屋敷条例が制定されている地域がありますが、ゴミ屋敷に関する条例の制定を後回しにしている自治体も少なくありません。
そのため、ゴミ屋敷になっている住人への対処をどこに相談すればいいのか分からないということがあります。結果的に住人との交渉がうまくいかずにゴミ屋敷が減らなかったりトラブルへと発展してしまうことがあります。
1- ⒊ 悪徳業者による不当な過剰請求
ゴミ屋敷清掃業者に片付けを依頼して原状回復しようとしている方がいるのに対してゴミ屋敷が減らない理由に悪徳業者が少なくないということが挙げられます。
需要が高いこともあり、東京都に対応している業者が多くいますがその中でも残念ながら悪徳業者は多くいます。悪徳業者に依頼してしまい不当な費用の請求により身動きが取れなくなることでゴミ屋敷が減らないのです。
⒉ ゴミ屋敷による都内のトラブル
ゴミ屋敷が多いとゴミ屋敷によるトラブルも増えていきます。
ここでは特に多い
- ・火災
- ・孤独死
- ・悪臭や害虫・害獣
の3つのトラブルについて紹介していきます。
2- ⒈ 火災が起こりやすい
3つのトラブルの中で最も危険なのが火災によるトラブルです。
ゴミ屋敷では燃える材料が多いため、トラッキング火災やタバコの不始末などでもすぐに火が広がり全焼や周りの家を巻き込む大きな火災になりやすくなります。
また、ゴミが多くあり燃えやすいのを理由に放火のターゲットになりやすいというのも火災の大きな原因となっています。
2- ⒉ 孤独死へ繋がりやすい
ゴミ屋敷になる原因にセルフネグレクト(自己放任)が挙げられます。
自分自身による世話の放棄・放任によって徐々にゴミが溜まっていき、ゴミ屋敷になってしまった頃には誰にも気づかれずに孤独死している可能性があります。
東京都23区内では孤独死をした方の数が2003年から2020年までの17年間で約3倍になっています。
ゴミ屋敷での孤独死は2~3週間後に発されることが多いため、腐敗による死臭が染み込み害獣や害虫が住み着いてしまいトラブルが起きてしまいます。
2- ⒊ 悪臭や害虫・害獣の発生
ゴミが放置されることによって生ゴミが腐敗した悪臭が発生したり、食べ残しや飲み残しにさまざまな害虫・害獣が集まります。
都内にはマンションやアパートに住んでいる方が多く悪臭や害虫・害獣による直接的な被害を受けやすいのです。
また、その発生原因である生ゴミやカビなどには菌が繁殖していることもあるため、ゴミ屋敷に住んでいる方だけではなく近隣住民の方々も体調を崩すなどの健康被害を及ぼしてしまいます。
⒊ まとめ
東京都にゴミ屋敷が多い理由とゴミ屋敷によるトラブルを3つ紹介してきました。
ゴミ屋敷に関する条例が制定されていない地域でも警察や消防署、弁護士など相談できるところは沢山あるのでプロに相談してみることをお勧めします。
トラブルが起きてしまう前にゴミ屋敷清掃業に清掃を依頼したり、さまざまなゴミ屋敷問題に対応してきたプロに相談して健やかな生活を送っていきましょう!