ゴミ屋敷で火災が起きるケースが増えています。
最近では、ゴミ屋敷の住人が「溜め込んだゴミを燃やそうとして」自身で火災を起こしたニュースがありました。
自身が気づいていない間に火災となり、大きな被害にあってしまうこともあります。
そこで、ゴミ屋敷で起こりうる火事の原因とその対策についてみていきましょう。
ゴミ屋敷は火事になりやすい原因が多く存在しています。
主に4つの原因が火災の原因として挙げられます。
普通の家と異なり、ゴミ屋敷はゴミが多いわけですから、大きな火事を引き起こしてしまう原因がそこら中に存在しています。
1.小さな火種が大きな被害を引き起こす・・・。
ゴミ屋敷が招く命の危険
今は電子タバコを使用する人も増えておりますが、まだまだタバコの不始末により火事となるケースは起きています。
タバコの火を消し忘れてしまう、ゴミの中に吸っているタバコを落としてしまい出火するケースも少なくありません。
普段からきれいな部屋を維持していれば、焼け跡で済むこともありますが、ゴミ屋敷となるとそうはいきません。
その他にも、アイロンやストーブ、コンロなどなども、タバコ同様に近くに燃えやすいものがあるとすぐに引火して火事を引き起こす恐れがあります。
実際に、蚊取り線香から近隣住宅が全半焼した火災事例も存在します。ゴミ屋敷の場合は火種となるものが散乱しているため燃え移り、自分だけではなく他人まで
被害を加えてしまうのです。
2.トラッキング火災にも火事になる大きな原因
ゴミ屋敷の場合、ゴミ以外にもホコリが原因で火事が起きやすくなってしまいます。
トラッキング火災(現象)とは、コンセントと電源プラグの間にホコリが溜まり、湿気によりそのホコリが漏電し発火することです。
火の不始末同様に大きな火災となってしまうケースがあります。
トラッキング火災の起きやすいとされている、冷蔵庫、テレビ洗濯機裏のコンセントや水回りのち確認で使用するコンセントの箇所はより注意する必要があります。
ゴミ屋敷の場合、通常の家に比べ物が多く、湿気やホコリも多くトラッキング火災の可能性を高めることになってしまうかもしれません。
定期的な掃除をすることが何よりも予防策となります。
3.ゴミ屋敷は放火のターゲットにされやすい?
ゴミ屋敷を狙った放火のニュースを目にすることはありませんか。
いくら自分の家の中の火災を予防していても、悪意ある放火魔にターゲットにされてしまっては、防ぎようがありません。
また、燃え広がるのが早く、自身だけではなく周囲にも大きな被害を見出してしまうこともあります。
このようなことが起きないようにするためには日頃からゴミを貯めない、きれいにしておく必要があります。
4.火事に注意を払う必要があるゴミ屋敷
自身で火災を引き起こさないためにどのような対策があるのでしょうか。
- ①タバコやストーブなど火を扱うものを避ける
小さな火種もすぐに家中に燃え広がり大きな火災となってしまう恐れがあります。できる限り火を使うことを避けて、生活をすれば火災に発展する可能性が少なくなります。 - ②コンセント付近にはものを置かない
トラッキング火災を防ぐために、コンセント周辺はきれいにすることは心がけましょう。また、使用していないコンセントは抜いておくようにしましょう。 - ③物を増やさない
ものが増えることで、火種になるものを増やし、火災が発生した際対処できなくなってしまいます。火災のリスクを下げるには、ゴミを少なくすることが大切です。
火災による損失を負わないためには、ゴミ屋敷を卒業することが一番の予防策です。
今まで溜め込んでしまった大量のゴミを自分自身で片付けることは至難の業でしょう。
そういうときは、一刻も早く、ゴミ屋敷を解消するために、専門業者に依頼をしましょう。
清掃業者は多くの実績やノウハウを持っていますので、どんな状況のゴミ屋敷も最短1日できれいにお片付けをしてくれます。
また、依頼するのが恥ずかしいと思う方も多いと思いますが、事前に要望として伝えておけば、最善の注意を払って、ゴミ屋敷をきれいにしてくれます。
良いゴミ屋敷の業者を選ぶ上で大切なことは、複数社から見積もりを取ることです。
ゴミ屋敷の清掃は安くはないですから、自分で納得のいく専門業者を選びましょう。
自分だけで解決できないゴミ屋敷問題をプロと一緒に解決してみてはいかがでしょうか。