皆さまこんにちわ。
今日は、過去に経験したゴミ屋敷の
住人での物語を書かせて頂きます。
ご依頼人は一人の女性の方でした。
お部屋がゴミ屋敷状態で自分では片付けられる
力がないので助けてほしいとのご依頼でした。
早速現地を拝見しに行きその女性とお話を
しました。
弱々しい女性で今にも倒れてしまいそうで
こちらも心配しながらお話をしていました。
手順や、やり方、料金などの説明が
終わり彼女も安心した様子になりました。
「後は任せてください
必ずキレイに仕上げますからご安心ください」
と伝えました。
すると
「はい、ありがとうございます。これで安心して
あの世にいけそうです。
死んでまで、親戚に迷惑をかけるのが
ずっと気がかりで悩んでいました
この作業が無事終わりましたら
しっかり料金を払うので心配しないでください」
そう言うと
少し目に涙をためて私のほうを見ていました。
正直一瞬凍り付いてしまった私
気を取り直し
「いやいやお客様何を言ってるのですか
お部屋をキレイにして心機一転気持ちを変えて
前向きに生きていきましょう。
その為に私たちはキレイに仕上げます！
お願いだからそんな事言わないでください。
部屋をキレイにしたら気持ちも心も前向きに
なりますから。死ぬなんて言わないでください。
もしお掃除が終わって死んでしまうと言うのであれば私は作業を受け持ちせん。やりません」
何回も同じような事を言ってしまいましたが
お客様は嬉しそうに少し笑ってくださいました。
「そうですよね
私が死ぬなんて言ったらお部屋をキレイにしてくれないですもんね。」
「はい、しません。」
そう伝えると
「ありがとうございます。
なんか少し元気が出ました。
あなたのおかげで少し前向きになれそうです。
死ぬなんて言わないから、お部屋キレイにしてください」
それなら、最高にキレイにして最高のお部屋に
変えちゃいますね。
(はい、信頼しております。)
この信頼していますの一言で
なんだか大丈夫な気がしたのを今でも覚えております。
そして、お部屋もキレイになり
お客様も大変喜んでくださいました。
最後に本当にありがとうございます
貴方のことは忘れません
前向きに生きます。
と言ってくれました。
この依頼を受けて私の人生、価値観
この仕事の意味内容が大きく変わって
行きました。
色々な人との出会い、経験、それが日々成長
させてくれるのですね。
本日は長々と最後までお付き合い頂きありがとうございました。
」
