さて今回は前回の記事で少しふれたゴミ屋敷における社会問題についての第二弾です。
前回はどのような人がゴミ屋敷にしてしまうのか?を我が社の統計からお話しましたが今回はもう少し掘り下げてみたいと思います。
では何故?この様な問題が国レベルでおきてしまっているのか?という疑問です。
いまでは世界有数の経済大国になった日本ですが、年間の自殺者数では世界13位。
経済格差も広がり人々の幸せの基準がお金にシフトしてしまっているように見えてきます。
それでは我々がお片付けをする中で見えてくる共通点を照らし合わせていきます。
そこで見えてくるのはやはり経済活動ですね。
忙しすぎる、休みが取れない、疲れてしまって日頃の家事などにつかうエネルギーが残っていない。
この様な状況から先ず掃除、洗濯などがおろそかになり、ゴミ出しがおろそかになり、気がつくと少しずつ部屋が散らかっていくという構図です。
そしてここからは僕の持論ですが一番大事だけれども多くの人が見落としていること→食事ですね。
いまは食育なんて言う事も声高に叫ばれてはいますが、東京で一人暮らしをしていく中で安くて健康的な食事をとるのは至難の業、自炊がいいと言われてもなかなか日頃の仕事や残業等では継続が難しいと言うところです。
昔インドでは犯罪を犯した人をあの人は血が悪いと表現したと言います。血ですね、そう血流です。食事がコンビニ食などで不健康になると血のめぐりが悪くなります。そして血のめぐりが悪くなると思考回路が悪くなります。そうすると、忙しい→食生活が乱れる→思考回路が乱れる→めんどくさい→ゴミを捨てない→ゴミ屋敷になるという悪循環が発生するということになりますね。
やはり食事は人間の体を造る物です。食生活の改善は言うは易しですがなかなか根本から治すのが難しい所だとは思います。
ご自分の人生です。本気で抜け出そうと考えている方は是非一度真剣に考えてみて下さい。
宜しくお願い致します。